読みやすい文章

目次

見出しをつける

このせわしない世の中、せっかちな現代人は自分に必要な情報を少しでも早く見つけようと行動します。ですから、文章に大見出しや小見出しをつけて、何が書いてあるのか一目で分かるようにすると効果的です。

見出しをあらわす要素はh1要素?h6要素です。

適度に強調する

文章のキーワードや自分が特に伝えたいと思う箇所は、強調しましょう。斜め読みされても言いたいことが伝わりやすくなります。

em要素やstrong要素で強調します。重要語句をdfn要素でマークアップするのもいい方法です。

リストを使う

細かな内容を説明するときは、リストを使って本文と分けるとすっきりします。

このサイトの紹介文をすべて文章で書くと、次のような感じになります。

このサイトでは、HTMLやCSSの文法を初心者にも分かるようやさしく解説します。今まで少なかったCSSの逆引きリファレンスも用意しました。またアクセシビリティ、ユーザビリティの概念についても説明します。

リストを使うと次のようになります。

このサイトには

  • 初心者にもよく分かるHTMLとCSSの解説
  • 今まであまりなかったCSSの逆引きリファレンス
  • アクセシビリティとユーザビリティの概念

などのコンテンツがあります。

だいぶ読みやすくなりました。

リストの使い方はリストの説明を参照してください。

一文を短くする

一文は50字程度、長くても100字程度に収めましょう。「一つの文には一組の主語と述語」と心がけると、すっきりした文体になります。

文が長すぎるとどれほど読むのが大変か実感してもらうために、改行しない小説家プルーストの文章を引用します。

ヴェルデュラン家の「小さな核」、「小さなグループ」、「小さな党」に所属するには、一つの条件で十分であった、しかしそれは欠かせない必要条件であった、つまりある「信条」を暗黙のうちにまもらなくてはならなかったのであって、その項目の一つは、その年ヴェルデュラン夫人に庇護されて、「ワグナーをあんなに弾きこなすのはそう簡単にできることではありませんよ!」と夫人がいっていた若いピアニストには、プランテとルビンシュタインとを同時に「うちまかした」ということであり、またコタール医師は臨床にかけてはポタン以上だということであった。

これは長すぎー。

一文が長すぎると、どの言葉がどの言葉に係るのかが分かりにくくなります。普通の人がこれをやると、格調高い文章になるどころか、主語と述語のねじれた文になるのでお勧めしません。

難しい漢字・言葉を使わない

難読漢字、難解な語句は使いすぎないよう気をつけましょう。あなたは次の熟語をいくつ読めますか?

一つくらいは読めないものもあったんじゃないでしょうか。(上から「ひたすら」「ひんしゅく」「めまい」「あだな」「ひいき」です。)

パソコンで文章を書いていると、IMEの変換候補に普段は書かないような難しい漢字も出てきます。つい使いたくなりますが、その欲望を抑えひらがなで書いたほうがたくさんの人に読んでもらえます。

参考サイト

まとめ

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