ins要素 -- 追加部分

基本データ

ins要素
文書型 適用 子要素 開始タグ 終了タグ 分類
Strict インライン要素 ブロックレベル要素 必須 必須 インライン要素 ブロックレベル要素
Transitional
Frameset

属性

固有属性

datetime="日付"
Strict: ○ | Transitional: ○ | Frameset: ○
変更が行われたときの日付と時刻を指定します。
cite="URI"
Strict: ○ | Transitional: ○ | Frameset: ○
変更が行われた理由が記された文書のURIを指定します。

解説

後から追加された内容を表す要素です。この要素は他の要素と違い、インライン要素としてもブロックレベル要素としても機能します。同様の働きをする要素に、削除されたことを表すdel要素があります。

次のようにブロックレベル要素を<ins></ins>で囲めば、ins要素はブロックレベル要素になります。

<p>HTML 4が勧告されました。</p>
<ins><p>追記:XHTML 1.0が勧告されました。</p></ins>

HTML 4が勧告されました。

追記:XHTML 1.0が勧告されました。

インライン要素やテキストを囲めば、ins要素はインライン要素になります。

<p>HTML 4が勧告されました。</p>
<p><ins>追記:XHTML 1.0が勧告されました。</ins></p>

<ins>タグを取り除いても、文法的に正しくないといけません。次の例を見てください。

<p>
  <ins><div>追記:…</div></ins>
</p>

上の例で<ins></ins>を削除すると、

<p>
  <div>追記:…</div>
</p>

となり、p要素の中にブロックレベル要素が含まれています。p要素はブロックレベル要素を含むことができないので、これは間違いです。

一般的なブラウザでは、ins要素は下線を引いて表示されますが、どのように表示するかは定義されていません。スタイルシートでins要素の表示の仕方を設定しておくとよいでしょう。

ins, ins * {
  text-decoration: underline;
}

Strict DTDの定義

<!-- INS/DEL are handled by inclusion on BODY -->
<!ELEMENT (INS|DEL) - - (%flow;)*      -- inserted text, deleted text -->
<!ATTLIST (INS|DEL)
  %attrs;                              -- %coreattrs, %i18n, %events --
  cite        %URI;          #IMPLIED  -- info on reason for change --
  datetime    %Datetime;     #IMPLIED  -- date and time of change --
  >

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