del要素 -- 削除部分

基本データ

del要素
文書型 適用 子要素 開始タグ 終了タグ 分類
Strict インライン要素 ブロックレベル要素 必須 必須 インライン要素 ブロックレベル要素
Transitional
Frameset

属性

固有属性

datetime="日付"
Strict: ○ | Transitional: ○ | Frameset: ○
変更が行われたときの日付と時刻を指定します。
cite="URI"
Strict: ○ | Transitional: ○ | Frameset: ○
変更が行われた理由が記された文書のURIを指定します。

解説

削除されたことを表す要素です。この要素はインライン要素としてもブロックレベル要素としても機能します。追加部分を表すins要素とセットになることが多いようです。

ブロックレベル要素を<del></del>で囲めば、del要素はブロックレベル要素になります。

<del><p>XML1.0の仕様は現在策定中です。</p></del>
<ins><p>1998年にXML1.0が勧告されました。</p></ins>

XML1.0の仕様は現在策定中です。

1998年にXML1.0が勧告されました。

インライン要素やテキストを<del></del>で囲むと、del要素はインライン要素になります。

<p><del>XML1.0の仕様は現在策定中です。</del></p>
<p><ins>1998年にXML1.0が勧告されました。</ins></p>

<del>タグを取り除いても、文法的に正しくないといけません。次の例を見てください。

<p>
  <del><div>…</div></del>
</p>

<del>タグを取り除くと

<p>
  <div>…</div>
</p>

となり、p要素の中にブロックレベル要素が含まれています。p要素はブロックレベル要素を含むことができないので、これは間違いです。

del要素をどのように表示するかは定められていません。スタイルシートでdel要素の表示方法を指定しておくとよいでしょう。

del, del * {
  text-decoration: line-through;
}

Strict DTDの定義

<!-- INS/DEL are handled by inclusion on BODY -->
<!ELEMENT (INS|DEL) - - (%flow;)*      -- inserted text, deleted text -->
<!ATTLIST (INS|DEL)
  %attrs;                              -- %coreattrs, %i18n, %events --
  cite        %URI;          #IMPLIED  -- info on reason for change --
  datetime    %Datetime;     #IMPLIED  -- date and time of change --
  >

Information

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