area要素 -- イメージマップの領域

基本データ

area要素
文書型 適用 子要素 開始タグ 終了タグ 分類
Strict 空要素 必須 禁止 map要素の子要素
Transitional
Frameset

属性

固有属性

alt="代替文字列"(必須)
Strict: ○ | Transitional: ○ | Frameset: ○
画像が表示できない環境のために、代わりになる文字列を指定します。この属性は必ず指定しなければいけません。
href="URI"
Strict: ○ | Transitional: ○ | Frameset: ○
リンク先のURIを指定します。
shape="領域の形"
Strict: ○ | Transitional: ○ | Frameset: ○
領域の形を指定します。指定できる値は次のとおりです。
default
画像全体
rect
長方形
circle
poly
多角形
coords="領域の座標"
Strict: ○ | Transitional: ○ | Frameset: ○
領域の座標をカンマ(,)で区切って指定します。画像の左上を(x, y)=(0, 0)とします。shape属性の値(領域の形)によって座標の形式が違います。
shape="rect"(長方形)のとき
左上x,左上y,右下x,右下y
shape="circle"(円)のとき
中心x,中心y,半径
shape="poly"(N角形)のとき
x1,y1,x2,y2,…,xN,yN,x1,y1
頂点のx座標をy座標を順番に指定します。最初と最後に同じ座標を指定して多角形を閉じます。
nohref
Strict: ○ | Transitional: ○ | Frameset: ○
領域がリンクを持たないことを示します。この属性が指定された領域は、クリックしても何も動作しません。
tabindex="タブの順番"
Strict: ○ | Transitional: ○ | Frameset: ○
タブの移動する順番を指定します。指定できる値は0?32767です。ユーザーがTABを押すと、タブインデックスの小さい順にフォーカスが移動します。tabindex="0"を指定した要素やtabindex属性を持たない要素は、tabindex属性の値が最も大きい要素にフォーカスが移動した後、順番に選択されます。
accesskey="アクセスキー"
Strict: ○ | Transitional: ○ | Frameset: ○
アクセスキーを指定します。Windows用のInternet ExplorerならAltキーとアクセスキーの同時押しで、要素にアクセスします。どのような動作をするかはブラウザによって異なります。
target="フレーム名"(非推奨)
Strict: × | Transitional: △ | Frameset: △
リンク先を開くフレーム名やウィンドウ名を指定します。この属性は非推奨です。

解説

イメージマップの領域を定義します。この要素はmap要素の中に配置して使います。空要素なので終了タグが存在しません。

href属性にリンク先のURIを指定します。shape属性で領域の形を、coords属性で領域の座標を指定します。

area要素は空要素で中身を持ちません。そのため、画像を表示できないブラウザのために、area要素の代わりになる代替文字列をalt属性で指定する必要があります

<p>
  <img src="menus.png" alt="メニュー" usemap="#map1">
  <map name="map1">
    <area href="dummy1.html" alt="Menu1" shape="circle" coords="50,50,50">
    <area href="dummy2.html" alt="Menu2" shape="rect" coords="100,0,200,100">
    <area href="dummy3.html" alt="Menu3" shape="poly" coords="200,0,250,100,300,0,200,0">
  </map>
</p>

メニュー Menu1 Menu2 Menu3

Lynxではイメージマップ上でEnterを押すと、area要素のalt属性の内容が表示されます。

(図)テキストブラウザでイメージマップを利用:alt属性の内容を表示

Strict DTDの定義

<!ELEMENT AREA - O EMPTY               -- client-side image map area -->
<!ATTLIST AREA
  %attrs;                              -- %coreattrs, %i18n, %events --
  shape       %Shape;        rect      -- controls interpretation of coords --
  coords      %Coords;       #IMPLIED  -- comma-separated list of lengths --
  href        %URI;          #IMPLIED  -- URI for linked resource --
  nohref      (nohref)       #IMPLIED  -- this region has no action --
  alt         %Text;         #REQUIRED -- short description --
  tabindex    NUMBER         #IMPLIED  -- position in tabbing order --
  accesskey   %Character;    #IMPLIED  -- accessibility key character --
  onfocus     %Script;       #IMPLIED  -- the element got the focus --
  onblur      %Script;       #IMPLIED  -- the element lost the focus --
  >

Information

現在の位置