Shishimushi

そういうことじゃないんですよ

Notitle より。

何故私が検索窓を敢えて使うのか。
それは簡単な理由で、2バイト文字で何か検索をする時に 直接入力で"g "と打った後一々ひらがな入力にするのが面倒だから。

Notitle アドレスフォームではなく検索フォームを使う理由

ならば、キーをひらがなにしてはどうか。

ネットサーチ

これなら入力切換しなくてもそのまま検索できる、ってそういうことじゃないですよね、すみません。

検索欄あれこれ

デフォルトではアドレスバーの右端に置かれてあるマルチ検索欄。

ツールバー上の検索欄

これを通常のWeb検索に使っているユーザーの何人かは、以下の2つの要望を持っている。

検索欄の幅を変えたい

これに対して他のユーザーは次のように答える。「skin.ini を弄れば可能」

そういうことじゃないんですよ。大体、skin.ini のどこを弄れば幅を変えられるんですか? 仮に変えられたとしても、そういうことじゃないんですよ。また、こういう方法もあるけど、manateeさん自身が実用性ゼロと言われているように、そういうことじゃないんですよ。

Firefox Googleツールバー

例えばGoogleツールバーの検索欄のような可変のことを言っているのですよ。その時々に応じて、幅を任意のサイズに変更したいのですよ。で、なんでそんな要望が出るかと言えば、

狭すぎる

このように複数語句を入力すると見づらいからなのですよ。

広すぎる

これくらいまで広がれば上等ですよ。

検索エンジンの順番を変えたい

これに対して他のユーザーは次のように答える。「search.ini を弄れば可能」

そういうことじゃないんですよ。テキストエディタで search.ini を開いてとか、そういうまどろっこしい事したくないんですよ。まあ、SeeMe というOpera のサーチエンジンリスト (Search.ini) を GUI で編集するためのアプリケーションがあって、これを使えばドラッグ&ドロップで並び替えができて、セパレーターも簡単に追加することができて、なんというかステキングだ!

あ、解消してしまった。違う、そうじゃない、そういうことじゃないんですよ。OperaのUI上で変更したいのですよ。

こういう感じになればいいな、みたいな

ドラッグ&ドロップとまでは言わないけれど、こんな風になっていれば概ね満足ですよ。たぶん。

反撃の狼煙

アドレスフィールドからキー検索すればいい

アドレスフィールド

設定 » ネットサーチの下にアドレスフィールドから直接ウェブ検索を実行できます。例えば'g opera'と入力すると、Google で opera という単語を検索します。とあるように、Operaはさりげなくアドレスフィールドから キー+検索語 という検索方法を勧めている。何故なら、Ctrl+L(F8)でアドレスフィールドにフォーカスをあてて、そのままキー+検索語を入力して Enter(Shift+Enter)という具合に全てをキーボード操作で行えるため、他のどの方法よりも素早く検索が実行できるからだ。

ちなみに、2つ以上の単語を検索する場合はキーの入力は必要なく(デフォルトの検索エンジンが使用される)、また、Enable HostName Expansion を無効にして Enable HostName Web Lookup を有効にし、HostName Web Lookup Address に、

http://www.google.co.jp/search?q=%s

等と search.ini の要領で検索エンジンのURLを入力しておくと、1つの単語でもキーなしで検索できるようになる(この場合だとGoogle検索)。ともかくこういう風に、幅のあるアドレスフィールドがそのまま検索欄になるのだから狭すぎて困るということは起こらないし、キー+検索語 という検索方法においては検索エンジンの順番はあまり重要ではない。

キーボード操作へ

ヘルプにキーボードを使うとウェブページの閲覧がずっと速くなりますので、是非このページをお読みくださいとある。こういう内容の文言は結構昔からあって、僕自身Operaを使い始めた当初からよく目にしていた。そして、Opera界隈の人は積極的にキーボードショートカットを使っている節があった。マウスジェスチャに感動を覚えたあの頃は、マウスにかけた右手をキーボードまで持って行くのが億劫で、全ての動作がマウスで完結するのにわざわざキーボードを使う理由がわからなかった。というよりも、こういう傾向がなんとなくギーク臭がして嫌だった。

しかし、いつしか余った左手でキー操作をするようになり、今となってはマウスジェスチャをほとんど使わなくなった。標準では Z(戻る)、X(進む)が備わっていない他のブラウザ(IE,IEコンポ,Firefox等)では僕は終始不愉快になるし、ホットキー(keybind.jsとかhotkey.jsとか)が用意されているWebアプリでは先ずそれらを無効化する手段を考える。

この変化の理由は自分でもよくわからないが、そうなってくると、今まで行っていた検索方法が急に煩わしくなる。マウス操作で検索欄やパネルにフォーカスをあてるよりも、F2 のページの移動ダイアログから検索キーなりニックネームなりを実行した方がスムーズに感じられるようになった。やがて、ダイアログを呼び出すのさえも億劫になり、検索は全てアドレスフィールドからとなってしまった。だから、9.50 Alpha で強化されたアドレスバーの補完候補は素直に嬉しかった。

使いこなす工夫

検索キー+検索語という検索方法は、2バイト文字圏の人間向けでないのかもしれない。所詮ノルウェー発のソフトウェアゆえに、僕らの環境ではあれこれ勝手が悪かったり、それらへの対応が後手に回るのは必至だと思う。しかし、それが実際に機能して便利で素晴らしいと感じることができたなら、ユーザーは自ら進んで工夫をする。具体的に言えば、Shift を押しながら入力したり、IME の設定をそれに応じて変更したりする。冒頭のキーをひらがなにするというのもその一つだ(実用性はさておき)。

ふりだしにもどる

だから、そういうことじゃないんですよ。

投稿者:芦塚 | 投稿日時: 2007年 9月20日(木) 14:56

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