訪問者が迷子にならないページをつくります。
ホームページを作る前に、どんな構成にするのかをよく考えてください。後からホームページの構造を変えると、リンク切れが発生したりするなど、他の人にたくさん迷惑がかかります。
ページ数が少ないなら、次のようにフラットな構造にすればいいでしょう。
□トップページ └┬─□サイト紹介 ├─□コンテンツ1 ├─□コンテンツ2 ├─□コンテンツ3 └─□コンテンツ4
このサイトは内容がやや多いので、次のようにカテゴリに分けて管理しています。
□トップページ ├──□HTMLとCSS │ ├─□はじめに │ ├─□まずはつくってみよう │ ・ │ ・ │ └─□おわりに ├──□逆引きリファレンス │ ├─□タイトルをつける │ ・ │ ・ │ └─□フレームページをつくる └──□アクセシビリティとユーザビリティ ├─□アクセシビリティとユーザビリティ ・ └─□嫌われがちな小技集
Internet Explorerなどのブラウザのデフォルトの設定では、未訪問のリンクは青色の文字に下線、訪問済みリンクは紫色の文字に下線です。そのおかげで、みんな「青い下線が引いてあるものがリンク」「紫は訪問済み」と認識しています。
ですから、未訪問リンクの色は青かそれに近い色、訪問済みリンクは紫かグレーなど地味な色にすると分かりやすくなります。
また、リンクのみに下線を引き、それ以外のところには引かないようにすると、リンクがより一層目立ちます。リンクでないところに下線を引くと、紛らわしくなります。
よく「最新情報を見るにはここをクリック」の「ここ」という文字にリンクを設定しているページを見かけます。しかし、リンクの文字列を「ここ」や「こちら」などの代名詞にするのはよくありません。
Operaにはページ内のリンクをピックアップする機能があるのですが、これがまったく役に立たなくなります。
音声ブラウザの利用者はもっと悲惨です。リンクの読み上げモードを使っても「ここ」「ここ」「ここ」…と連発されるだけで、「ここ」が何なのか知るために文章を最初から聞き直さないといけません。
リンクの文字列は、リンク先の内容をあらわすものにしましょう。
ナビゲーションも何もない行き止まりページはつくらないようにしてください。検索エンジンからやってきた人が、ほかのページにアクセスできなくなります。
ホームページのタイトルと「Enter」の文字しかない、いわゆる入り口ページはつくらないほうがいいです。理由は簡単で、内容が何もないからです。
訪問者にとってはクリックする回数が増えるだけで、「面倒だな」と思われるかもしれません。それよりも、トップページに各コンテンツへのリンクがあったほうがはるかに便利です。
今はほとんど見かけませんが、工事中ページをつくらないようにしましょう。「面白そうだ」と思わせクリックさせておきながら「工事中です」では、普通の人は怒ります。ちゃんと完成したページにリンクしてください。