。2008/03/01に公開された Opera Weekly build 9815 の左スクロールバーテスト
猫また - 鳥山石燕『画図百鬼夜行』前篇 陰
観教法印が、嵯峨の山荘にてどこからともなくやって来た美しい唐猫を捕まえ、これを飼っていた。そのうちにこの猫が玉を上手にとって遊ぶので、法印が愛しくなって秘蔵の守り刀を取り出して玉を取らせたりして遊んでいたら、猫が刀をくわえて逃げ去ってしまった。周囲の人々が捕らえようとしたけれど、猫はいずこへと消え失せてしまった。魔性のものが猫に変化して守り刀を奪い、刀が無くなった所で恐れることなく法印に害を及ぼそうとしたのであろうか。恐ろしいことである
古今著聞集 巻第十七 六○九話
保延(1135~1141年 崇徳天皇の治世)のころ、宰相の中将の乳母が猫を飼っていた。その猫は高さが一尺(約30㎝)ほどあって、力が強くてすぐに綱を切ってしまうので繋いでおくこともできず、放し飼いにしていた。猫が10歳余りの時、夜に見ると背中に光があった。乳母は、常にこの猫に向かってこう言い聞かせていた。 「お前が死ぬときは、私に姿を見せないでくれ」 彼女が何故このようなことを言ったのかその理由は定かではないが、猫は17歳になった年に行方知れずになってしまった
古今著聞集 巻第二十 六八六話
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