去年の夏オタクネタ強化期間があったのですが、その時あまりオタクについて書けなかったので今頃になって強化期間再開です。3〜4つ書きたいことがあるので、ぼちぼち書きたいと思います。今日は二次創作サイト(女性管理人)の注意書きについて。
注意書きについて考えるきっかけになった記事は同人サイトに注意書きや検索避けは必要か?(ガラリアさん好き好き病更新履歴)です。注意書きは管理人の思いやりから置くもので必須ではないがあれば閲覧者のために役立つと私は考えているので、そう思う理由などを書きたいと思います。
いわゆる「このサイトには、性描写、暴力表現が含まれます。何歳未満のお子様にはお勧め出来ません。同人誌的な同性愛表現に、ご不快を感じられる方は、ブラウザの戻るボタンでお戻り下さい」みたいな断り書きについて、です。
こういう注意書き、断り書きって、本当に必要なのか?本当に有効なのか?前々から思っていたんです。無駄なことじゃ、と。
ガラマニさんは注意書きは必要ないと書かれていますが、あった方が閲覧者にとってプラスになると思うのです。例えば、上の注意書きを読めば「このサイトは性描写と暴力表現と同性愛表現がある」という情報が閲覧者に伝わるので、それを好きな人はサイトを見る気になるし、嫌いな人は引き返すでしょう。二次創作はキャラクター・カップリング・シチュエーションありきで成り立っているので、閲覧者が求めるものがサイトにあるか大まかな判断ができるような注意書きがあるとありがたいです。私が好きなジャンルの一つはサイト数が5,000を超えていますが、その数千の中からお気に入りのサイトを見つけることができたのは、各サイトの管理人さんがサイトや作品に注意書きをつけてくれていたからです。私は取り扱いや傾向などを書いていないサイトは見ません。私は好きなジャンルはいくつもあり、それぞれのジャンルに何百〜何千もファンサイトがあるのに、自分の好みかどうか判断する材料がないサイトに時間を割くのは惜しいからです。例え数十サイトの小さなジャンルであっても、私はサイトの注意書きのないサイトを見ないでしょう。面倒なので。
注意書きは有益だと思いつつも、同人断り書きの、卑屈で、内輪にしか通じない言葉を用いたもの「なんちゃらカプ推奨★」
や「自分の著作物に、迎合してくれる人だけ読んでね」という断り書き
に対して私も不快に感じることはあります。その理由はガラマニさんと同じで、管理人の保身や好みの合わない閲覧者を排除しようとする傲慢さなどを感じるからなのですが、自分の好きなものを展示している趣味のサイトなのにそれを嫌いな人にだけ向けて文章を書いているからというのが大きかったりします。自分の好きなものを好きな同士に向けてのメッセージ、というならまだ分かるのですが、逆なのです。腐女子は自虐的だとよく言われますが、注意書きでそのネガティブさを感じることが多いです。
注意書きというと「〜しないでください」という禁止系の文言が浮かぶかもしれませんが、サイトの紹介文でもいいのではないでしょうか。「△△を取り扱っていますので嫌いな人は見ないでください」なんてわざわざ書かなくても「△△を取り扱っています」というだけで、△△を好きな人は来て、嫌いな人は帰ります。それなのに何故入るな・見るな・出て行けとネガティブで攻撃的な言葉をつけ加えるのか、私は不思議に思います。
なので、私ならこう注意書きをつけます(実際は自サイトに「注意書き」は置いていなくて、あるのは「サイト案内」だけなのですが)。
当サイトはやおい(女性向けの男性同性愛創作)、それに伴う性描写・暴力表現を含む二次創作物を展示しています。取り扱いカップリングは■■×▲▲、作品傾向は★★です。また、管理人は攻受非固定、リバカップル好きの一夫一夫主義です。
※性描写・暴力表現を含む作品は年齢制限を設けていますので、高校生含む18歳未満の方は閲覧しないでください。
例文と違うところの一つは「嫌なら見るな」系の文言がないこと。私は注意書きにできることは閲覧者に情報を伝えるだけだと思っているので、「嫌いなら入るな」とも「好きな人だけ見てくれ」とも書いていません。趣味が合う人が読むか合わない人が読むか分からないし、サイトを閲覧するしないを決めるのは閲覧者の方なので、事務的に書いておいた方が汎用性があると思いこうしました(これがいいのかは謎ですが)。二つめは作品・管理人の傾向を書いていることです。二次創作は前述の通りキャラクター・カップリング・シチュエーションありきなので、閲覧者が求めるものがサイトにあるか分かるようにしています。作品を読む際管理人の嗜好も参考にする人がいるそうなので、それも載せています。
作品にも注意書きを載せています。
- モラトリアム・ニート(R18)
- やらない夫×やる夫、会社をリストラされたやる夫の話。性描写あり。
- さんじ
- 女の子×たい焼き。女の子視点の一人称。猟奇的描写あり。
タイトル、キャラクターorカップリング、シチュエーションを書いています。事務的な説明文なりキーワードなりを入れておくと読む時の参考になるし、読み返す時も分かりやすいのでおすすめです。
「○○が嫌いな人は見ないでください」と書く人は、自分のキワモノ趣味(だと内外から抑圧されている)に自覚的で、それを嫌いな人が見て傷つかないよう配慮できる思いやりがあるのだと思います。実際、あなたのサイトを訪れた一部の閲覧者は「うわキモっ」、「これは無理!」と悪意を持って見ているかもしれません。でも、そんな人はほとんど一見で、あなたのサイトの常連さんはあなたの嗜好や作品を好いてくれています。だから、あなたや常連さんたちが好きなものに対して、そんな自虐的な注意書きを書かなくてもいいのでは?と思います。そもそもオタク同人に限らず万人受けする嗜好なんて存在しないので、もう少し力を抜いてもいいのではないでしょうか。
というわけで、注意書き・説明・案内の類を書く時、好きな人やサイト訪問者を意識してもらえるといち閲覧者として嬉しいです。
私がネガティブな注意書きに違和感を持つようになったきっかけは、リバ作品です。私はリバが好きなのですが、これは(一部で)蛇蝎の如く嫌われている嗜好の一つです。もちろん逆リバに寛容なジャンルもありますが、それでもオタク界全体で見ると固定カップリングが圧倒的多数です。
リバサイトやリバ作品を見ていると多数派への配慮か「リバを取り扱っています。苦手な人は見ないでください」、「リバなので隔離しました」という注意書きのオンパレード。最初はまぁ好みの分かれる嗜好だしなーと流していました。しかし、注意書きの洪水を見ているうちに、「管理人さんはリバが好きで作品を作っているのになんで嫌いな人だけにむけて説明文を書くんだ」、「あなたのサイトの常連さんはあなたの作品や嗜好が好きで見ている人ばかりなのに、そのことに気づいていないの?」とだんだん悲しくなってサイト巡りをやめた思い出があります。
そもそも、リバ以前にやおい・BLに対する抑圧が強いのですけどね。外部からキモい失せろと言われるだけでなく、内部からも「私たちはキモいから隠れなければいけない」という締めつけがあるので。この現状をやおい好きの一人として悲しく思っています。
注意書き・説明・案内の類を書く時、好きな人やサイト訪問者を意識してもらえるといち閲覧者として嬉しいです(2回目)。
ここからは閲覧者に言いたいことです。一つめはネットで不快なものが簡単に目に入る可能性があるということ、二つめはスルースキルを磨いてほしいということです。
やたら自虐的な同人サイトの注意書きを見るうちに、閲覧者から管理人への圧力も原因なのではないか?と考えるようになったので、そのことについて。
男女CPを取り扱うサイトがBLも取り扱い始めたり、A×Bを取り扱うサイトがB×Aを取り扱い始めたりとコンテンツが変化した時、「不快に感じる人も多いんだからもっと注意書きつけろ」と閲覧者が管理人に注文をつけているのを何度も見たことがあります。もっときつい例を挙げると「コンテンツを分けろ」、「サイトを分けろ」など。見やすくする・分かりやすくするなどサイトをよくするための提案ならともかく、自分が不快だから注意書きつけろ・隔離しろなどという要求は、私には正当なものとは思えませんでした。自分の都合をマナーとして押しつける管理人には辟易していますが、逆も同じです。
基本的に管理人は多くの人に作品を見てほしくてサイトを開いているので、閲覧者に興味を持ってもらえるよう、また苦手なものは避けてもらえるよう作品に注意書きや説明文をつけています(少なくとも私はそうです)。しかし、それは義務ではなく閲覧者に対する思いやりからの行動です。また、苦手なものは人によって違うので管理人が万人をフォローするのは無理です。なので、閲覧者が管理人に注意書きを強制することはできません。思いがけない時に嫌いなものを見てしまった時は注意書きや隔離を強制せず、見なかったことにするのが閲覧者から管理人への思いやりです。
アウトプットは量多い方がいい。フィルタは各自がやればいい。この原則わかんない奴はインターネット合わないと思う。
webでこの気持ちは大切です。いわゆるスルースキル。嫌いなものは許せない、絶対見たくない、スルースキル皆無という人は大人しくOperaを使ってください。そんなあなたのためのOperaです(参考:腐女子がOpera/Firefoxを使うべきたった一つの理由)。それかネットから離れるか。
と、注意書きについて色々書きましたが、最近のサイトはシンプルな構成が流行っているのか、注意書きがないところも多かったりします。以下は私が見たシンプルサイトの特徴。
管理人さんはシンプルで無駄のないデザインを作ったつもりかもしれませんが、見ている側からすると、まるで携帯サイトをPCで見た時のようなスカスカぶりが超不格好としか思いません。機能美皆無。何か説明があるならともかくバナーだけのエンターページとか無意味だから消せよ! 訪問前リンク・訪問後リンクの色が同じでどこまで見たのか分からないだろ! 「■」とか「●」とか記号リンクで管理人はどこにどの作品があるか分かるの? …などなどストレスフルです。
「見る側」を意識したサイト作りは大切だと痛感しました。
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