2009年2月の記事

閉塞されたジャンルとコミュニケーションツール

今回も女性オタク二次創作界に関する知識がないと意味が分からない記事です。

珍しく今月はたくさん拍手をいただきました(当サイト比)。テンプレート・スキンのダウンロード報告をしてくださった方々、二次創作サイトの注意書き(その1その2)についてコメントをくださった方々、拍手を押してくださった方々、ありがとうございます。

興味深いコメントをいただいたので一部引用します。

「ネチケサイト管理人は自分の都合をマナーと称して広めようとするな」の記事を読んで初めてこれ系のボタンを押しました。(はてなスターはよく押すんですが)

ですよねー、と頷きながらこのコメントを読みました。edvakfさん(非オタクの男性。常軌を逸脱したカスタマイズを楽しんでいる系のOperaユーザー)に限らず、非オタクの一般人にとってweb拍手の認識はこの程度なのではないでしょうか。はてなユーザーであればweb拍手よりはてなスターの方が身近でしょうし、はてなブックマークを使って簡単なコミュニケーションもできます。それで足りなければ自分のブログで相手に言及すればいいわけで。それらのやりとりは第三者も見ることができるというオープンさがいいです。私はその自由さを羨ましく感じています。

web拍手系スクリプトを置いているのはオタクな創作サイトが多いというイメージがあります。「web拍手」でGoogle検索するとオタクサイトばかりが引っかかりますしね。そして、私のサイトもweb拍手を設置しています。その理由は反応が欲しいからなのですが、他にも色々思うことがあるので、web拍手についての雑感を書きます。

「目立たないのは善」のジャンルとweb拍手は相性がいいのかもしれない

女性オタク二次創作の基本は「隠れること・目立たないこと」で(多分)、嫌いな人に配慮するあまり好きな人の存在を忘れている二次創作サイトの注意書きでも触れましたが、web拍手一つをとって見ても女性オタク二次創作界の特性のようなものが見えるような気がします。

例えば拍手の返信の仕方。男性管理人は全文引用や名前を出しての返信が当たり前ですが、女性管理人の場合は全文引用は稀です。一部引用または拍手を送信した時間(例:25日23時の方)で返信、名前を出す場合イニシャルや伏字(例:某サカトリさん、Sさんなど)ということもあったり…。

イニシャルや伏字にする意義が不明(内輪な感じがして外野はコメントしにくいという欠点しか思い浮かばない)のと、拍手送信時間でコメント返信は分かりにくいくらいで別に害はないのですが、交流もサイト運営と同じようにこっそり・ひっそりするのがいいのかな?と感じました。

私がweb拍手を設置している理由

1. 反応が欲しいから
ご意見・ご感想、誤字脱字指摘、リンク切れ、批判、いただけるものは何でも嬉しいです。別サイトを開設したばかりの頃目立つところに誤字&リンク切れという致命的なミスを二つも犯したのですが、拍手でご指摘いただいてとても助かりました。その時の印象が今でも強く残っていて、web拍手=賞賛するだけのツールではなく、挨拶なし・一言・匿名で気軽に突っ込めるツールというイメージを持っています。メールフォームやメールアドレスだけを置いていたらあの時の間違いは指摘されなかったかもしれない…と思うと、閲覧者が反応しやすいツールを一つ置いておきたいという気持ちがあります。閲覧者に対する甘えですね。
2. 自作スキンのPR
テンプレート配布サイトなのでスキンの宣伝を兼ねて使っています。三種類のweb拍手CGIのスキンを配布していますが、特にKash+はお礼ページの選択ができますし複数サイトで使い回せて便利なので、ユーザーが増えることを願いつつ。
3. 女性オタクにとっての身近なコミュニケーションツールがweb拍手だから
「反応が欲しいから」と少し関係があります。挨拶なし・一言・気軽なコミュニケーションツールと言えば私はweb拍手と並んで、はてブ・はてスタを思い浮かべます。実際オープンなジャンル(オリジナル創作や・非オタク系の一般サイト)だとはてブなどでコミュニケーションしているところがありますが、二次創作サイトやオタク管理人が多い素材サイトはクローズなところが多いので、SBMを使ったやり取りは困難です。このサイトも二次創作系閲覧者が多いので、閲覧者が一番とっつき易いツールがweb拍手だと判断しました。

クローズなオタク閲覧者も公開型はてブなどのSBMを利用するようになったらそれが一番使いやすいコミュニケーションツールになるでしょうからweb拍手は必要ないと思うようになるかもしれません。しかし、現時点ではとっつき易いには程遠いです。SBM登録禁止を掲げているサイトは多い中で、はてブが流行するという状況が想像できません。仮にクローズなオタク閲覧者がはてブを使い始めても、自作スキンの宣伝のために私はweb拍手を使い続けると思いますが。

ちなみに、はてスタの設置を考えたことはあります。いやいやコレは…(by edvakf in hatena)Operaユーザー怖い!(将来が不安)を拝見して、私もブログに☆をつけたりつけられたりしたい!と思ったのですが、鬼ソースコード(90KB超え)を見て挫折しました。ページの読み込みは0.001秒でも速い方がいいので却下です。JavaScriptのことはよく分からないのですが、☆をつけたり、コメントをつけるのにこんな処理が必要なのでしょうか。謎。

【妄想】女性オタク二次創作界にSBMが広まったら…

正の面
負の面

「見られること」を意識して作品を作っている、そこそこ打たれ強いオタク管理人が生き残る世界になる……かは分かりませんが、こういう想像をしました。実現する可能性は限りなく0に近いですが、想像するだけなら自由。

サイトの情報(自分が作ったものや閲覧者からの感想など)を持っているのはそのサイトの管理人だけです。閲覧者がそのサイトをどう思っているかは基本的に管理人以外には見えません。なので、閲覧者同士がそのサイトに関する情報を共有できたらおもしろそうだなと考えました。ブログのコメント欄や掲示板でも情報の共有はできるのですが、もっと一覧性が欲しいというか。SBM禁止・ブクマはトップページ・条件つきリンクフリー・面識のないサイトへの言及は失礼など暗黙の了解がある現状だとサイトのリンクページで紹介するだけしかできないので、「このサイトおもしろいよ! 好きだよ!」という気持ちをもっと気楽にアピールする場所が欲しいのです。

言及または関連したリソースをまとめるサービスがあれば便利なのですけどね。FirefoxのアドオンであればSBMカウンタ、ブックマークレットであればpageinfoがありますが、ブログパーツ版はないのでしょうか。ページの読み込みは0.001秒でも速い方がいいので設置しないと思いますが、少し興味があります。

参考

公開日
2009年2月26日
分類
URL
http://az-store.nrym.org/note/2009/02/26/66

リンクしてもらう時のちょっとした気配り

ふと思いついたので、創作サイト向けに三つ書いておきます。

ダウンロード用バナーのファイル名をユニークなものにする

検索サイトや素材サイトなどではバナーをダウンロードして使うことを推奨しているところが多いです。イラスト・写真サイトなどでも古いバナーをダウンロード用として置いているところがあります。

ダウンロードバナー自体はいいのですが、いざ気に入ったものを持ち帰ろうとするとbanner.gif1.gifというファイル名が多くて困ることがあります。ダウンロード用バナーのファイル名は分かりやすくて他サイトと被らない、ユニークなものにしてもらえるとありがたいです。

例えば私のサイトの名前は「AZ store」なので、ダウンロード用バナーのファイル名をそれぞれAZstore-88x31.gifAZstore-32x32.gifにするなどです。サイト名を入れておけば分かりやすですし、他サイトと被ることも滅多にありません。AZの部分は小文字がいい、-88x31はいらない時の修正も多少楽だと思います。単に入力するより削る方が楽なので。

リンク用ソース

リンク用ソースを置いてあるサイトを見かけます。

Windowsの場合一行テキストボックスをクリックしてCtrlAを押すと中身のテキストが選択状態になるので、楽にコピー&ペーストできます。より便利にするために以下のソースを加えるとよいです。

<label>
<input type="text" name="link-source" value="【リンク用のソース】" readonly="readonly" onfocus="this.select()" /> :テキストリンク用ソース
</label>

label要素に対応したブラウザであれば、ラベルの部分をクリックするとテキストボックスにフォーカスが移るようになります。この例だとフォームの部品ごと<label></label>で囲んでいるので「テキストリンク用ソース」をクリックした時もテキストボックスにフォーカスが移ります。

readonly="readonly"は部品の値を変更できないようにします。選択することはできるので、テキストボックスの文字を削除することなく安全にコピーできます。

onfocus="this.select()"はその入力欄の中身を選択状態にするので、テキストボックスをクリックするだけで文字列を選択することができます。

リンク用ソースは簡単に作れますが、手動で実体参照変換するのは面倒なので蓄々HTML実体参照変換(akiyan.com)を使わせていただきました。

参考

目につきやすいところにサイト情報を載せておく

基本的なことですが、やはりこれが一番大切です。

全ページに管理人名と連絡先があればそれが一番いいのですが、できない場合はトップページやサイト案内のページなど分かりやすいところに表記してほしいです。サイト名や管理人名は勿論必要ですがそれに読み仮名をつける(時々読み方が分からないことがあるので…)、サイトアドレスやバナーアドレスを書いておく、簡潔なサイトの説明文を載せておく、などしてもらえるとリンクする時の作業が容易になります。

閲覧するだけの時も、こういう情報を載せておいてもらえると安心感が増すと思います。

公開日
2009年2月20日
分類
URL
http://az-store.nrym.org/note/2009/02/20/65

AZ store六代目スタイル

2カラムは1年1か月ぶり、背景色白以外は1年半ぶりくらいです。背景はやっぱり白がいいかな、と考え中です。リンクは寒色、見出しは暖色にしてみましたが、色がしっくりこないのでもう少し調整してから配布用テンプレートにします。

以下今回の特徴。

極悪コンボ(position: fixed;&CSSプルダウンメニュー)
悪名高きposition: fixed;を使って擬似フレームです。しかもCSSプルダウンメニューつき(IE6では表示されません)。横にプルダウンするタイプは使いにくいですが、「CSSだけでこんなこともできるよ!」というネタということで。
CSSプルダウンメニュー
下線はリンク・ins専用
よく見出しに下線を引いているのですが、見出しが区切りに見えてしまうのと、圧迫感がある(端から端までずらーっと文章が表示される可変幅だと特に)ので、今回は使うのをやめました。代わりに見出し以外の要素に見出しより多め(1.5em)に左marginを取りました。少しは見出しらしく見えるはず。
一画面に中身がたくさん表示されるようにした
h1はフォントサイズ200%とか指定していたのですが今回は150%。見出しの大きさや他の要素の上下marginを小さめにしました。スクロールは少ない方がいいので、2カラムなりに一画面にコンテンツがたくさん表示されるようにしたつもりです。
画像封印
今回は一切画像を使っていません。
公開日
2009年2月16日
分類
URL
http://az-store.nrym.org/note/2009/02/16/64

画像リンクのborderはあった方がいいと思う

この枠線を消すのは、訪問済みの色ごとリンクを地の文と同じ色にして下線を消すのと、ちっとも変わらないように思える。現状において自分もテンプレートでそれやってるから言えた義理じゃないんだけど。

以前同じようなことを考えたことがあります。そして私もテンプレートでborderを消しています。

リンク色は未訪問が青・訪問後が紫というのが標準で、リンク画像にborderがつくのも標準なので、ブラウザに任せるのが一番いいのではないでしょうか。……と思っていましたが、Operaでborderが出ませんでした。あれ?と思い、Windows XPのInternet Explorer 7.0、Firefox 3.1、Safari 3.2.1、Chrome 1.0.154.48、Opera 9.63で表示確認してみました。

意外にもborderがつくのはIEとFirefox(Gecho系)だけでした。

画像をクリックするとそれの大型版が表示されるサイトがよくあるのでそれを期待してポインタを合わせたりするのですが、リンクなしの画像とリンクありの画像の見分けがつかなくてポインタを動かしまくることがあります。

サイトが画像リンクなしかありだけで統一されていたら迷わないのですけどね。それか画像リンクをやめてテキストリンクにするか。

「css img border」でgoogle検索するとborderを消す方法が上位に出てくるくらいa img{border:0;}は定番のスタイルなのでしょうが、拘りがないのであればborderをつけてもらえるとありがたいです。理由は「リンクかどうか分かる」、「未訪問・訪問後か分かる」からという単純なものです。

私はborderを消す理由が特に思い浮かばないのでborderをつけていて、色はテキストリンクと同じにしています。元々枠がついている画像、透過した画像、リンクがあると予想できる画像(例:バナー)にborderをつけると微妙になることがありますが、閲覧に支障はないのとそういうものは滅多に使わないので気にしないことにします。

あと、配布テンプレートはほぼa img{border:0;}を指定しています。私が指定しなくても使用する方が指定すると思うので。

ブラウザの実装からしてリンク画像のborderは一般的ではないようなので、他の方も私のサイトを見て分かりやすいと思うかは謎ですが、こんな感じです。

公開日
2009年2月13日
分類
URL
http://az-store.nrym.org/note/2009/02/13/63

二次創作サイトは注意書きで敵を作ったり弱点を見せる必要はない

要約
SNSなどのアクセスコントロールできる環境でない限り、webにおける「禁止」は「お願い」程度の意味しか持ちません。そして「お願い」を「禁止」という形で書くと、反感を持たれることがあります。よって、不特定多数にお願いしてその効果を期待するのは無謀であると自覚した方がいいです。自分が不快になりたくないために他人を不快にさせる書き方はネガティブな反応を受ける可能性があることも頭に入れておいてください。

嫌いな人に配慮するあまり好きな人の存在を忘れている二次創作サイトの注意書きの続きです。

前の記事を読んだ方から「自分のサイトの注意書きを考え直してみる」、「注意書きを見てモヤモヤする原因が分かった」というコメントをいただきました。私と同じようなことを考えていた人は少なからずいたのだと実感しました。その方が注意書きをどうするにしろ、考えるきっかけを作ることができたというのは嬉しいですね。AZ storeはオタクのみなさんを応援しています。私自身がオタクですし。

「○○を嫌いな人は見ないでください!」という注意書きから、保身、傲慢さ、自虐、配慮など、管理人の複雑な感情を感じることがことがあると前回の記事で書きました。注意書きで相手に情報を伝えることはできても自分の気に入らない訪問者を排除することはできないとも書きました。

「○○を嫌いな人は見ないでください!」の○○には「やおい」、「BL」、「ドリーム」、「同人」などそのサイトの性質を表す言葉が入ることが多いのですが、類似に以下のようなものもあります。

これらは「やおいを嫌いな人は見ないでください!」以上に問題があるというか、管理人にとって致命的なセキュリティーホールになるので、書くのを控えた方が無難です。サイトの寿命を延ばしたいなら書いてはいけません、と断言していいくらいです。

禁止形の注意書き=「絶対に押すなよ!」

管理人がローカルルールを作るのは法とサーバの規約に反しない限り自由ですが、あまりに俺ルール全開だと閲覧者に理解されないことがあります。

たまに見る「原作者及びその関係者は閲覧禁止」は、二次創作させてもらっている身で何様だと私は不快に思います。二次創作=ファン活動と考えている人ならこんな自己中心的で保身しか考えていない注意書きを思いつくはずないでしょう。権利者に向けて書くなら、身元と連絡先を明記して「二次創作物に問題がある場合はご連絡ください」と版権元の意に従う旨を伝えるのが筋だと思います。

次の男性の閲覧禁止については、異性にキャハハウフフな性的妄想を見られるのは恥ずかしいよ!同性だけで楽しみたいよ!!と管理人さんは思っているのでしょう(真相は謎ですが、多分)。でも管理人さんと同じ嗜好の異性も世の中にたくさんいるわけで、性別で閲覧制限をするのはナンセンスだと思います。そもそもネットで性別なんて分かりませんし。

知り合い禁止、私のことが嫌いな人禁止、荒らし禁止については禁止する意味が全くないので書く必要はありません。

何度も書きますが、注意書きにできることは相手に情報を伝えることだけです。そして「○○禁止」は管理人がされたら嫌なことを書いています。言い換えれば、「私はこういうことをされると怒るよ、悲しむよ」と自分の弱点を見せているということです。管理人に対して好意を抱いている人、あるいは惰性で動いている人は管理人の主張する「○○禁止」に従ってくれるでしょう。逆に、悪意を持っている人はどう受け取るでしょうか。嫌がらせのネタを見つけてラッキーと思うのではないでしょうか。

そもそも元から嫌がらせ目的であろう荒らしに対して、禁止やお願いでトラブルを回避するのは無理です。嫌悪感を表せば「こいつは打たれ弱そうだ」、「ちょっと何か言ったらすぐ潰れそうだ」と喜ばせるだけなので、注意書きはむしろ逆効果と言えるでしょう。しかも攻撃的な注意書きを書く人は日記やブログも同じ調子で書いている可能性が高いのでなおさら危ないです。荒らしホイホイ。

つまり禁止形の注意書きは一部の人間にとって、ダチョウ倶楽部・上島の「押すなよ! 絶対に押すなよ!!」と同等の意味しか持ちません。RPGですら特殊な魔法を使わないと敵の弱点を知ることができないのに、現実に生きる人間様が同人サイトの注意書き如きで易々と弱点を見せてはいけません。悪意を持った人間に対してエサを撒かないでください。また、最初は悪意を持っていなくても何かがきっかけでアンチに変わる可能性はあります。

オフの知り合い閲覧禁止についてはよく分かりませんが、管理人自身がオフの知り合いにサイトを教えない限り普通は気づかれないのではないでしょうか。普段知り合いとオタク話をしていたのなら、好きなジャンルやキャラ・CPからサイトを知られるかもしれませんが。あと、個人情報を載せていたらばれるかもしれませんが、それは無用心すぎなので態度を改めてください。何にせよ、からかわれるためのネタをわざわざ相手に提供する必要はありません。

「北風より太陽」式プロモーション

私は、注意書きを作るにあたって「禁止」、「高圧」、「脅迫」はNGワードだと思っています。一向に廃れる気配のない「オンラインブックマーク禁止」について禁止・高圧・脅迫を含んだ例文を作ってみました。

レベル1:オンラインブックマークは禁止です。
ご遠慮ください、とか。よくあるパターン。もう慣れました。
レベル2:オンラインブックマークは禁止です。最低限のマナーは守ってください。
これもよくあります。この手の主張は自分が信じる偏った常識、自分がされて嫌なことを書いているだけのことが多いです。同人に限らず、自分の都合のために「常識」、「モラル」、「マナー」という曖昧な言葉を持ち出す人は危険です。禁止する根拠と相手を納得させる理由を書かないと、「この人何言ってんの。ムカついたから一言物申しちゃる」とネガティブは反応をもらう可能性があります。
レベル3:オンラインブックマークは禁止です。不快なので絶対やめてください。されたら閉鎖します。
たまに見ます。オンラインブックマーク禁止騒動後しばらくはこんなヒステリックな反応が多かったですね。閉鎖したり、移転したり…。管理人のサイトを閉鎖できるのは管理人とレンタルサーバ管理者だけなのに、まるで閲覧者が閉鎖させるように責任転嫁してはいけません。閲覧者はそのサイトを管理する権利を持っていないから閲覧者なのです。というか「私の気に食わないことをしたらお前をアクセス制限してやる!」というならまだ分かりますが、「私の気に食わないことをしたら私のサイトを閉鎖してやる!」は意味不明とまでいかなくても変です。自分にナイフを突きつけてビルに立てこもる奇人のような…。「近づいたら刺すぞ!」とか、あなたがナイフを下ろせばあなたは傷つかなくてすむのに、何をしているのですか?と。

このように文章が攻撃的だと反感を持たれます。例えば「ごみを捨てるな」という趣旨の文章を書くのでも「ごみを捨てないでください」と「ごみはお持ち帰りくださるようお願いします」では後者の方が柔らかい印象を受けませんか?

オンラインブックマークも禁止でなく、肯定+お願いの形で書くと少し印象が変わります。「検索除けをしているので、念のため非公開でお願いします」、「ご協力お願いします」などです。それに閲覧者が従うかは別ですが、禁止ほど反感は持たれないと思います。

SNSなどのアクセスコントロールできる環境でない限り、webにおける「禁止」は「お願い」程度の意味しか持ちません。そして「お願い」を「禁止」という形で書くと、反感を持たれることがあります。よって、不特定多数にお願いしてその効果を期待するのは無謀であると自覚した方がいいです。自分が不快になりたくないために他人を不快にさせる書き方はネガティブな反応を受ける可能性があることも頭に入れておいてください。

絶対読んでもらわなければいけないという気持ちが先行してガチガチの注意書きになるのでしょうが、とりあえず深呼吸してください。誰に何を伝えたいか、自分の書いた注意書きを読み直して自分が不快にならないかなどを考えて書けばある程度穏便な注意書きになると思います。攻撃的な文章を書くのは体力を使います。趣味のサイトなのですから、肩の力を抜いてまったり行きましょう。

公開日
2009年2月12日
分類
URL
http://az-store.nrym.org/note/2009/02/12/62

AZ store五代目スタイル

デザインを変更したのは1月4日で、1ヵ月以上経ってから記事を書きました。三代目デザインに似すぎなので、早くも改装したい気持ちです。

このデザインのテンプレートも配布する予定です。

公開日
2009年2月10日
分類
URL
http://az-store.nrym.org/note/2009/02/10/61

問題が解決したらその方法をサイトに書き留めておこう

またTwitterからの転載です。無意識のうちに人助けすることはwebでよくあるという話。

自分が何か分からないことがあった時、どこかに同じようなことで悩んでいる人がいる法則。馬鹿なミスした…と恥ずかしがらずブログに解決法を書いておくと、いつか人助けができるかも。

webには人間がたくさんいて、その中に自分と同じような問題を抱えている人もいるので、自分なりの解決法をサイトに載せておくといつか誰かの役に立つかもしれません。オフラインのメモは自分だけしか見れませんが、オンラインのメモは誰でも見れるのがいいところ。

あと、作成したページに日付と、(ソフトウェアについて書いてある場合は)バージョンも書いておくとgood。

関連記事

公開日
2009年2月6日
分類
URL
http://az-store.nrym.org/note/2009/02/06/60

嫌いな人に配慮するあまり好きな人の存在を忘れている二次創作サイトの注意書き

要約
書(描)きたいものは何でも書(描)くべき。指向違い(男女・男男・女女)だ逆だリバだ対抗カップリングだ、そんなものはあなたが好きなら関係ない。自分でしがらみを作る必要は一切なし。
「○○を嫌いな人は見ないでください」、「××を不快に思われる方は閲覧をご遠慮ください」。それがあなたの気遣いならば自由にすればいいが、苦手な人に配慮するあまり好きな人の存在に気づかないこともあることを覚えておいてほしい。

去年の夏オタクネタ強化期間があったのですが、その時あまりオタクについて書けなかったので今頃になって強化期間再開です。3〜4つ書きたいことがあるので、ぼちぼち書きたいと思います。今日は二次創作サイト(女性管理人)の注意書きについて

注意書きについて考えるきっかけになった記事は同人サイトに注意書きや検索避けは必要か?(ガラリアさん好き好き病更新履歴)です。注意書きは管理人の思いやりから置くもので必須ではないがあれば閲覧者のために役立つと私は考えているので、そう思う理由などを書きたいと思います。

その注意書きは誰に向けてのもの? 誰のためのサイト?

いわゆる「このサイトには、性描写、暴力表現が含まれます。何歳未満のお子様にはお勧め出来ません。同人誌的な同性愛表現に、ご不快を感じられる方は、ブラウザの戻るボタンでお戻り下さい」みたいな断り書きについて、です。

こういう注意書き、断り書きって、本当に必要なのか?本当に有効なのか?前々から思っていたんです。無駄なことじゃ、と。

ガラマニさんは注意書きは必要ないと書かれていますが、あった方が閲覧者にとってプラスになると思うのです。例えば、上の注意書きを読めば「このサイトは性描写と暴力表現と同性愛表現がある」という情報が閲覧者に伝わるので、それを好きな人はサイトを見る気になるし、嫌いな人は引き返すでしょう。二次創作はキャラクター・カップリング・シチュエーションありきで成り立っているので、閲覧者が求めるものがサイトにあるか大まかな判断ができるような注意書きがあるとありがたいです。私が好きなジャンルの一つはサイト数が5,000を超えていますが、その数千の中からお気に入りのサイトを見つけることができたのは、各サイトの管理人さんがサイトや作品に注意書きをつけてくれていたからです。私は取り扱いや傾向などを書いていないサイトは見ません。私は好きなジャンルはいくつもあり、それぞれのジャンルに何百〜何千もファンサイトがあるのに、自分の好みかどうか判断する材料がないサイトに時間を割くのは惜しいからです。例え数十サイトの小さなジャンルであっても、私はサイトの注意書きのないサイトを見ないでしょう。面倒なので。

注意書きは有益だと思いつつも、同人断り書きの、卑屈で、内輪にしか通じない言葉を用いたもの「なんちゃらカプ推奨★」「自分の著作物に、迎合してくれる人だけ読んでね」という断り書きに対して私も不快に感じることはあります。その理由はガラマニさんと同じで、管理人の保身や好みの合わない閲覧者を排除しようとする傲慢さなどを感じるからなのですが、自分の好きなものを展示している趣味のサイトなのにそれを嫌いな人にだけ向けて文章を書いているからというのが大きかったりします。自分の好きなものを好きな同士に向けてのメッセージ、というならまだ分かるのですが、逆なのです。腐女子は自虐的だとよく言われますが、注意書きでそのネガティブさを感じることが多いです。

注意書きというと「〜しないでください」という禁止系の文言が浮かぶかもしれませんが、サイトの紹介文でもいいのではないでしょうか。「△△を取り扱っていますので嫌いな人は見ないでください」なんてわざわざ書かなくても「△△を取り扱っています」というだけで、△△を好きな人は来て、嫌いな人は帰ります。それなのに何故入るな・見るな・出て行けとネガティブで攻撃的な言葉をつけ加えるのか、私は不思議に思います。

なので、私ならこう注意書きをつけます(実際は自サイトに「注意書き」は置いていなくて、あるのは「サイト案内」だけなのですが)。

当サイトはやおい(女性向けの男性同性愛創作)、それに伴う性描写・暴力表現を含む二次創作物を展示しています。取り扱いカップリングは■■×▲▲、作品傾向は★★です。また、管理人は攻受固定、リバカップル好きの一夫一夫主義です。
※性描写・暴力表現を含む作品は年齢制限を設けていますので、高校生含む18歳未満の方は閲覧しないでください。

例文と違うところの一つは「嫌なら見るな」系の文言がないこと。私は注意書きにできることは閲覧者に情報を伝えるだけだと思っているので、「嫌いなら入るな」とも「好きな人だけ見てくれ」とも書いていません。趣味が合う人が読むか合わない人が読むか分からないし、サイトを閲覧するしないを決めるのは閲覧者の方なので、事務的に書いておいた方が汎用性があると思いこうしました(これがいいのかは謎ですが)。二つめは作品・管理人の傾向を書いていることです。二次創作は前述の通りキャラクター・カップリング・シチュエーションありきなので、閲覧者が求めるものがサイトにあるか分かるようにしています。作品を読む際管理人の嗜好も参考にする人がいるそうなので、それも載せています。

作品にも注意書きを載せています。

モラトリアム・ニート(R18)
やらない夫×やる夫、会社をリストラされたやる夫の話。性描写あり。
さんじ
女の子×たい焼き。女の子視点の一人称。猟奇的描写あり。

タイトル、キャラクターorカップリング、シチュエーションを書いています。事務的な説明文なりキーワードなりを入れておくと読む時の参考になるし、読み返す時も分かりやすいのでおすすめです。

「○○が嫌いな人は見ないでください」と書く人は、自分のキワモノ趣味(だと内外から抑圧されている)に自覚的で、それを嫌いな人が見て傷つかないよう配慮できる思いやりがあるのだと思います。実際、あなたのサイトを訪れた一部の閲覧者は「うわキモっ」、「これは無理!」と悪意を持って見ているかもしれません。でも、そんな人はほとんど一見で、あなたのサイトの常連さんはあなたの嗜好や作品を好いてくれています。だから、あなたや常連さんたちが好きなものに対して、そんな自虐的な注意書きを書かなくてもいいのでは?と思います。そもそもオタク同人に限らず万人受けする嗜好なんて存在しないので、もう少し力を抜いてもいいのではないでしょうか。

というわけで、注意書き・説明・案内の類を書く時、好きな人やサイト訪問者を意識してもらえるといち閲覧者として嬉しいです。

私がネガティブな注意書きに違和感を持つようになったきっかけ

私がネガティブな注意書きに違和感を持つようになったきっかけは、リバ作品です。私はリバが好きなのですが、これは(一部で)蛇蝎の如く嫌われている嗜好の一つです。もちろん逆リバに寛容なジャンルもありますが、それでもオタク界全体で見ると固定カップリングが圧倒的多数です。

リバサイトやリバ作品を見ていると多数派への配慮か「リバを取り扱っています。苦手な人は見ないでください」、「リバなので隔離しました」という注意書きのオンパレード。最初はまぁ好みの分かれる嗜好だしなーと流していました。しかし、注意書きの洪水を見ているうちに、「管理人さんはリバが好きで作品を作っているのになんで嫌いな人だけにむけて説明文を書くんだ」、「あなたのサイトの常連さんはあなたの作品や嗜好が好きで見ている人ばかりなのに、そのことに気づいていないの?」とだんだん悲しくなってサイト巡りをやめた思い出があります。

そもそも、リバ以前にやおい・BLに対する抑圧が強いのですけどね。外部からキモい失せろと言われるだけでなく、内部からも「私たちはキモいから隠れなければいけない」という締めつけがあるので。この現状をやおい好きの一人として悲しく思っています。

注意書き・説明・案内の類を書く時、好きな人やサイト訪問者を意識してもらえるといち閲覧者として嬉しいです(2回目)。

ただし、注意書きは管理人の善意によるもので義務ではない

ここからは閲覧者に言いたいことです。一つめはネットで不快なものが簡単に目に入る可能性があるということ、二つめはスルースキルを磨いてほしいということです。

やたら自虐的な同人サイトの注意書きを見るうちに、閲覧者から管理人への圧力も原因なのではないか?と考えるようになったので、そのことについて。

男女CPを取り扱うサイトがBLも取り扱い始めたり、A×Bを取り扱うサイトがB×Aを取り扱い始めたりとコンテンツが変化した時、「不快に感じる人も多いんだからもっと注意書きつけろ」と閲覧者が管理人に注文をつけているのを何度も見たことがあります。もっときつい例を挙げると「コンテンツを分けろ」、「サイトを分けろ」など。見やすくする・分かりやすくするなどサイトをよくするための提案ならともかく、自分が不快だから注意書きつけろ・隔離しろなどという要求は、私には正当なものとは思えませんでした。自分の都合をマナーとして押しつける管理人には辟易していますが、逆も同じです。

基本的に管理人は多くの人に作品を見てほしくてサイトを開いているので、閲覧者に興味を持ってもらえるよう、また苦手なものは避けてもらえるよう作品に注意書きや説明文をつけています(少なくとも私はそうです)。しかし、それは義務ではなく閲覧者に対する思いやりからの行動です。また、苦手なものは人によって違うので管理人が万人をフォローするのは無理です。なので、閲覧者が管理人に注意書きを強制することはできません。思いがけない時に嫌いなものを見てしまった時は注意書きや隔離を強制せず、見なかったことにするのが閲覧者から管理人への思いやりです。

アウトプットは量多い方がいい。フィルタは各自がやればいい。この原則わかんない奴はインターネット合わないと思う。

webでこの気持ちは大切です。いわゆるスルースキル。嫌いなものは許せない、絶対見たくない、スルースキル皆無という人は大人しくOperaを使ってください。そんなあなたのためのOperaです(参考:腐女子がOpera/Firefoxを使うべきたった一つの理由)。それかネットから離れるか。

余談:最近のサイトは注意書きがない

と、注意書きについて色々書きましたが、最近のサイトはシンプルな構成が流行っているのか、注意書きがないところも多かったりします。以下は私が見たシンプルサイトの特徴。

管理人さんはシンプルで無駄のないデザインを作ったつもりかもしれませんが、見ている側からすると、まるで携帯サイトをPCで見た時のようなスカスカぶりが超不格好としか思いません。機能美皆無。何か説明があるならともかくバナーだけのエンターページとか無意味だから消せよ! 訪問前リンク・訪問後リンクの色が同じでどこまで見たのか分からないだろ! 「■」とか「●」とか記号リンクで管理人はどこにどの作品があるか分かるの? …などなどストレスフルです。

「見る側」を意識したサイト作りは大切だと痛感しました。

公開日
2009年2月4日
分類
URL
http://az-store.nrym.org/note/2009/02/04/59
SAKATORI Kihiro www@nrym.org
Published: 2009-02-04Last modified: 2009-03-27
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