ネチケサイト管理人は自分の都合をマナーと称して広めるべきでない

女性オタク系同人界では胡散臭いものに触れる機会が多いのですが、その一つに「ネチケサイト」があります。キャラクターのアイコンを使ってフレンドリーにネチケットを説明してくれる……のはいいのですが、内容に問題があるものが多く、例えば「毒吐きネットマナー」や「オンラインブックマークの危険性」は話題になりました(参考:毒吐きネットマナーPlusNo!OnlineBookmark)。

少し前にweb拍手のマナーサイトを見つけたので、web拍手を愛用している管理人として突っ込みたいと思います。

マナーと言うには偏りすぎている気がしますが、それに対する私の考えは以下の通り。

「拍手にもマナーを」 http://tinyurl.com/c8y3ft 挨拶なしで気軽に一言メッセージ送信できるのが拍手のいいところなのに、否定してどうするんだ。とりあえずweb拍手の説明を読めと。

そもそも元祖web拍手ツールの理念を知っていれば挨拶なしや一言に困るわけないのですが、委員会さんはご存知ないのでしょうか。

今までメールや掲示板を利用しないと伝えられなかったwebサイト(ホームページ)管理人への応援の気持ちを、ボタン一つだけで伝えることを可能にするために開発された、webサイト管理人と閲覧者を繋ぐ最も簡単で、全く新しいコミュニケーションツールです。

ボタン一つだけで伝えることを可能にする、この気軽さです。拍手ボタンを押してパチパチ応援するのが基本で、メッセージはおまけです。一度だけ押すもよし、連打するもよし、メッセージを送信するもよし、手軽に管理人を応援するためのweb拍手なのです。「web拍手」と書かれたボタンを閲覧者が好意を持って一度押せば、それが正しい拍手の使い方です。

返信に困る一言(例:「面白い~」等)はマナー違反とありますが、あなたのサイトに好意を持ったという意思表示をしているのに、それの何がいけないのでしょうか。具体的にどこが面白かったと書かれていないからでしょうか。拍手をメッセージありき、返信ありきのツールとしてマナーを説明している点も気になります。

そもそも、気軽さを売りにしているツールで、マナーだモラルだと言って(管理人が望む)正しい使い方を決めつける必要はないと思います。拍手はメッセージありきのツールではありませんし、返信は義務ではありませんし、サイトを開設した以上は批判されることは当然のことです。

web拍手は手軽さゆえに簡単に中傷メッセージを送ることができるという欠点もありますが、それは各人が天秤にかけて選ぶということで。あと私の経験談ですが、「○○するな!」と注意書きをつけるより、嫌なことは自分が無視する方が楽だと思います。きつい注意書きをつけても、読んでほしい人(=困ったちゃん)ほど読まず、真っ当な閲覧者を萎縮させるのがオチです。なので、リクエストや質問をわざわざ禁止する必要はありません、最初から見なかったことにして忘れるのが吉です。

「拍手無言連打されて気持ち悪い!」、「空パチはお礼目当て?」という嘆きの日記をたまに見ますが、疑心暗鬼になっている方も元祖web拍手ツールの理念を確認しておきましょう。拍手はいらない、メッセージだけほしいという人は拍手を撤去してメールフォームを設置してください。応援してくれている閲覧者に失礼です。向こうが気軽に応援してくれているのですから、こちらも気軽に受け止めればいいのです。せっかく素敵なツールを使っているのですから楽しみましょう。「閲覧者が管理人のためにわざわざリアクションを取ってくれた」ということを忘れなければ、1パチでも何でも嬉しいと思いますよ。少なくとも私はそうです。

注文の多い801店

同人系のネチケサイトを見ると不快になることが多いことについてのTwitterのつぶやき

同人系のネチケサイトに反感を持つことが多いのは、管理人の都合を世間のモラル・マナーと称し一般化して閲覧者に押しつけるから。「毒吐きネットマナー」とか「オンラインブックマークの危険性」とか。

@sakatori ローカルルールだったらまだ気にならないんだけどなー。まぁそのルールを私が守るかは別として。

ネチケは素人が思いつきで語れるような単純なものではありません。「ネチケット」、「ネットマナー」と称して管理人の都合を一方的に押しつけないでください。個人のサイトでローカルルールとして提示するならともかく、同盟サイトを作って賛同を得ようとするのは反対です。

あと、マナーは互いに思いやりがあって成り立つものだと思うので、管理人が一方的に言いっぱなしのマナーサイトを見せるだけでは、管理人と閲覧者はいい関係を築くことができないと思います。

リソース情報

カテゴリー
前の記事
次の記事
SAKATORI Kihiro www@nrym.org
Published: 2009-01-31Last modified: 2009-03-27
カテゴリー
月別アーカイブ
2010年3月 2010年2月 2009年12月 2009年11月 2009年10月 2009年9月 2009年8月 2009年7月 2009年5月 2009年3月 2009年2月 2009年1月 2008年12月 2008年11月 2008年10月 2008年9月 2008年8月 2008年7月 2008年6月 2008年5月 2008年4月

リンク
WordPress.org

案内

広告

広告