target="_blank"によるリスクの軽減

XHTML 1.1 Second Edition 2007年2月16日の草案でtarget属性が復活したらしい。私はタブブラウザを使っているので、他サイトへのリンクをクリックしたとき勝手に新しいタブができてもそれほどストレスを感じない、と言うかむしろその方がありがたい。別のサイトへ移ったときに元のサイトのページのタブが残っていたほうが、あとで戻るときに楽だからだ。もし、リンク先のページを同じタブで開いてしまったら、そのサイトを閲覧した後で元のサイトを見たくなったときに、「戻る」を連打しなければならない。一番わかりやすい例が検索エンジンで、見つかったページを見るにしても検索結果は残しておきたい。もちろん、リンクを右クリックして「新しいタブで開く」を選べばいいのだが、たまにそれを忘れて同じタブで開いてしまい、そのまま閲覧しつづけて、後で検索結果のページに戻るのに面倒な思いをしたりする。もしくは、新しいタブで開いたつもりが同じタブで開いており、それに気づかずタブを閉じてしまったりする(Firefoxなら「閉じたタブを元に戻す」ことができるが)。target="_blank"が指定されていればこのようなことは起こらない。ユーザーの操作ミスによるリスクを軽減できる。タブが邪魔なら消せばいいだけの話だ。

よく、target属性がよくない理由として挙げられるものに、「target属性を指定しなければ、ユーザーがリンク先のページを新しいウィンドウで開くか同じウィンドウで開くか自由に選択できる」というのがあるけれど、これはユーザーが「新しいウィンドウ/同じウィンドウ」を使い分けることができており、しかもミスをしないことが前提になっている。これは現実に即していないように思われる。私みたいにしょっちゅう操作ミスをする人間もいるだろうし、それ以前にユーザーの大半を占める「ブラウザはIE、スターページはYahoo!」レベルの人達は上手にウィンドウを使い分けられていないだろう。

target属性は駄目と決めてしまうのではなく、target属性の良い利用方法についての議論があってもいいと思う。どんな場合に新しいウィンドウで開き、どんな場合に同じウィンドウで開くのが便利か。私は上で述べたように他サイトへのリンクは新しいウィンドウで開くという昔からあるやり方がいいと思う。ただ、これはタブブラウザを使っている私が便利に思うだけで、他の人がどう考えているのかよく知らない。IE6を仕方なく使っている人は、新しいウィンドウが勝手に開くのを鬱陶しく思うかもしれない。だからとりあえず、私のサイトは全てのリンクを同じウィンドウ(タブ)で開くようにしてある。と言うのは建前で、本当はStrictを宣言しているのが恰好いいと思っているからなんだけど。

target属性の復活とIEがタブブラウザになったことはもしかしたら関係しているかも、と邪推してみたり。いや、関係ないかな。

転載元リソース情報

URI
http://elastic965.80code.com/blog/2007/02/target_blank
作成日
2007年02月19日

2008年6月10日

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