ハイパーリンク 一考 ― 記事固有ページへのリンク
ブログはトップページに記事全文を表示しながら記事固有のページにも同じものを載せるというかなり特殊な構造になっているので、トップページから記事固有のページへリンクするのにちょっと工夫が必要になる。どのようにして記事固有のページへリンクするのがよいだろうか。
まず、前提条件を与えておく。
- 記事固有のページの存在が利用者に伝わるようにする。
- ハイパーリンクの始点アンカーと終点アンカーには関連性がある。
- リンク文字列は文脈から切り離されても理解可能にする。
- ハイパーリンクは見ただけでそれであると分かるようにする。
これを元に、次の三つのケースを考えてみたい。
- 「この記事のURI:
http://... 」として「http://...」をアンカーにする
- 現在のところ、このブログではこの方法を採用している。利点は、トップページに表示されている各記事に固有のページが存在することがはっきり明示されることだ。問題点は「個別記事へのリンクを考える - 徒書」で述べられているように,
同語反復的で何か新しい情報が加わるわけでもな
いこと。始点アンカーがURIであり終点アンカーも同じURIによって指し示されるのは、間違ってはいないが真っ当でもないリンクの仕方なのだ。また、リンク文字列を見ただけで、リンク先の内容を推測するのは難しい。
- タイトルをアンカーにする
- これは至極正当なハイパーリンクである。始点アンカーが終点アンカーの内容を表す文字列になっている。私がこれをしない理由は、終点アンカーが記事固有のページであることが明示されないことと、見出し要素を始点アンカーにするとデザイン的に不都合が多いことだ。二点目について少し述べる。見出し要素は、その見た目をよくするためにリンクの下線を取り払ったり背景を入れたりすることが多い。そうしてしまうと、それがハイパーリンクであることが分からない。: hover擬似クラスを使ってマウスポインタを乗せたら下線が出たり文字色が変わったりするようにすればいいのではと思うかもしれないが、マウスポインタを乗せるまでそれがリンクであると分からないのはアクセシビリティ的によくない(前提条件の4番目に反する)。
- 「permalink」「この記事の固有ページ」等の文字列をアンカーにする
- これは始点アンカーが終点アンカーの内容を適切に表していない、「permalink」という単語が謎、「この」の内容が文脈依存的、とよくないこと尽くしで望ましくない。title属性で説明をつければいと思う人もいるだろうが、これはあまりよい方法ではない。なぜなら、title属性の内容はアンカーの上にマウスポインタを置いてしばらく待たないと表示されないため、利用者がtitle属性の存在に気づかない可能性が高いからだ。title属性は情報を捕捉したいときに使うのであり、リンク先の内容を表す文字列などの重要な情報をそこに記述するのは間違っている。
結局、ベストな方法はなさそうなのでベターな方法を探すしかないという、陳腐な結論しか出ない。やっぱり完全手動日記には敵わないな。
- 注
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- ありそうな反論として「見出しをアンカーにするのは一般的だ」「始点アンカーと終点アンカーの関連性にあまりこだわる必要はない」等が考えられるが、ここで述べたのはあくまで純粋なユーザーと純粋なハイパーリンクについてであって、「一般的にこうだから…」という説明は無効になる。また、検討した三つのケースのうち一番目と三番目はマークアップ言語的に不自然であるが、それはCMSを使う際には諦めなければならないことだ。
- 純粋な利用者には
- 見出しをクリックして同じ文章が表示されると戸惑う
- リンク文字列には下線が引かれていないと分からない
このような人を想定する。もちろんこんな人は存在しないが。
- 参考ページ
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転載元リソース情報
- URI
- http://elastic965.80code.com/blog/2006/11/unique_page
- 作成日
- 2006年11月14日
2008年5月19日
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